Clinic Success Case

かかりつけ医としての広域な内科医療と、脳神経内科、消化器内科への高い専門性で地域の期待に応える

新規開業 近畿 大阪府 内科

診療科目内科・脳神経内科・消化器内科

開業年月2026年05月01日

所在地大阪府大阪市淀川区東三国四丁目11番17号リーフコート2階

TEL06-6151-9838

URLhttps://kikukawa-naika.com/

内科の門戸を広げつつ、地域に身近なクリニックで病院に代わる専門性の高い医療を提供

院長の菊川高行先生は脳神経内科専門医、副院長の佳菜子先生は消化器病専門医でいらっしゃいます。開業はご夫婦で話し合って決められたのでしょうか。

(菊川院長)最初に開業を考え始めたのは私です。その後、夫婦で何度も話し合いながら方向性を固め、二人で開業することを決めました。

先生は大学を始め、基幹病院で急性期医療に取り組んでこられ、済生会中津病院では脳神経内科部長を担っておられたわけですが、そうしたなかでも開業医志向のようなものはお持ちだったのでしょうか。

いえ、勤務医時代は開業を考えたことはほとんどありませんでした。病院での診療は充実していましたし、臨床にやりがいを感じていました。転機となったのは管理職になってからです。会議やマネジメント業務が増え、周囲への配慮や調整に時間を割く機会が多くなりました。もちろん大切な仕事ですが、私自身は「もっと臨床に集中したい」という思いが強くなり、その選択肢として開業を考えるようになりました。

2025年から複数のクリニックで勤務されていますが、これは開業を見据えた準備だったのでしょうか。

そうです。病院勤務では神経疾患を中心に診療してきましたが、クリニックでは地域の患者さんを幅広く診る力が求められます。クリニックならではの診療や運営を学ぶとともに、患者さんに提供できる医療の幅を広げたいと考えました。

クリニック名には「内科」が最初に掲げられています。専門性だけでなく、内科全般に門戸を広げて診るという思いがあるのでしょうか。

その通りです。脳神経内科と消化器内科という専門性を生かしながらも、地域のかかりつけ医として内科全般のゲートになりたいと考えました。病院では診療科ごとの役割が明確に分かれているため、例えば認知症やパーキンソン病の患者さんでも、高血圧や糖尿病など別の病気があれば他科を受診する必要があります。患者さんにとっては複数の診療科を受診する負担が少なくありません。当院では診療可能なものはできる限りワンストップで対応し、高度な医療が必要な場合には適切な医療機関へ紹介する「地域医療のハブ」としての役割も担いたいと思っています。

病院と地域医療をつなぐ脳神経内科クリニック

脳神経内科を専門とするクリニックはまだ多くありませんね。

脳神経内科専門医そのものが全国的に不足しています。また、脳神経外科との連携も必要なため、どうしても診療機能は基幹病院へ集中します。一方で、本来は急性期医療を担う病院に、症状が安定した患者さんの継続通院が集まり続け、医療現場の負担が大きくなっている現実も見てきました。だからこそ、病院とは密接に連携しながら、患者さんが通いやすい地域で専門外来を担うことに大きな意義があると考えています。

脳神経内科クリニックならではの役割について教えてください。

もちろん生活習慣病の管理など予防医療も重要ですが、私たちの大きな役割は、脳卒中の再発予防やパーキンソン病など慢性神経疾患の長期管理です。一人ひとりに最適な薬物療法を行い、症状の進行をできるだけ遅らせ、生活の質を維持することが、開業医として果たすべき使命だと考えています。

頭痛外来や物忘れ外来への期待も大きいのではないでしょうか。

そう思います。頭痛で悩みながらOTC薬だけで対処している方は非常に多く、医療機関を受診しても鎮痛薬による対症療法で終わってしまうケースも少なくありません。しかし現在は、頭痛発作そのものを減らす予防療法という考え方が広がっています。患者さんごとの頭痛のタイプや頻度を見極め、適切な治療を選択することで症状を大きく改善できる可能性があります。物忘れについても同様です。「年齢のせい」と自己判断せず、専門医が早期から診断・治療に関わることが、患者さんやご家族にとって大きな安心につながると考えています。

地域のニーズは想像以上だった――開業して実感した手応え

ところで、日本医業総研は、弊社ホームページからお問合せをいただいたわけですが、他のコンサルティング会社も検討されたのでしょうか。

ゼロスタートの手探り状態のなかで、いろいろなコンサルタントと面談を繰り返しましたが、正直なところ無責任な対応が多く、約束当日の急なキャンセルや、途中から連絡が途絶えたまま放置されるなどどうにも迷惑甚だしいものでした。日本医業総研も問い合わせをしたなかの一社だったわけですが、担当の山下明宏さんはどんな質問に対しても真摯で、忖度のない誠実さが感じられました。依頼することを決めたポイントは、山下さんの人物本位ということです。

元々、東三国での開業をイメージされていたのですか。

特定の地域にこだわっていたわけではありません。自宅から通勤できる範囲で候補地を探し、その中で最もイメージに合ったのがこの場所でした。山下さんからも複数の物件をご提案いただきましたが、最終的にここがベストだと判断しました。

院長は診察でCTをお使いになり、副院長は内視鏡を実施されているということで、広さもそうですが、設備も重厚になりましたね。

本当は上階も借りて、神経疾患患者さんのリハビリまで行う構想でした。しかし、整形外科の入居が決まり、計画を変更することになりました。結果的にはCTと内視鏡を中心とした現在の形になりましたが、もしリハビリまで始めていたら賃料や人件費の負担はかなり大きくなっていたと思います。振り返ると、この判断は正しかったと感じています。

消化器内視鏡は、とりあえず上部のみでということでしょうか。

(佳菜子副院長)病院勤務では、肝臓や膵臓が専門だったということもありますが、大腸までやろうとすると、給排水の取り回しや、トイレの増設ができないといった物理的な制約もありました。

山下さんは、院長、副院長、二つの専門科目について、どのような事業計画を立てられたのですか。

(山下明宏、日本医業総研コンサルティング部)基本的に副院長は常勤ではなく週3日の勤務ですから、院長の一般内科と脳神経内科を中心に置き、副院長の内視鏡はプラスアルファの位置づけで組み立てました。

(佳菜子副院長)私自身も、健診後の胃カメラに対応できればというイメージでした。

実際はいかがでしたか。

(佳菜子副院長)想像以上でした。健診で肝機能異常を指摘された方や胃カメラを希望される方が多く、大腸内視鏡は実施していませんが、便潜血陽性の相談も数多く寄せられています。

(菊川院長)競合する消化器内科が多い地域なので、ここまで需要があるとは正直予想していませんでした。現在は私の診療と副院長の診療がほぼ半々になるほど、多くの患者さんに受診いただいています。

消化器内科の患者さんの層はいかがですか。

(佳菜子副院長)高齢者よりも働き盛りの世代が中心です。AI検索やGoogle検索で当院を見つけて受診される方が多い印象があります。

専門性の高いクリニックだからこそ、人材採用も重要だったのではないでしょうか。

(菊川院長)スタッフは常勤を基本とし、安心して長く働ける雇用環境を整えました。胃内視鏡に慣れた看護師や脳神経内科経験者は必要でしたが、それぞれ得意・不得意はあります。だからこそ、受付も看護師も職種の垣根を越えて支え合い、全員が同じレベルで対応できるチームを目指しています。

脳神経内科の患者層や相談は、院長の想定した通りでしょうか。

済生会中津病院から継続して通院される患者さんに加え、神経難病や一般内科の患者さんも多く来院されています。頭痛で受診される方は特に多いですね。

導入したCTの稼働状況はいかがですか。

毎日複数件の検査を行っています。以前勤務していたクリニックではCTがなく、頭痛患者さんを病院へ紹介するしかありませんでした。その経験から、開業するならCTは必須設備だと考えていました。

内覧会も盛況だったようですね。

1Fの薬局のほか、関係者のご協力があって、2日間で約300人の方にお越しいただきました。

内覧会の来場者が、そのまま来院につながっていますか。

(菊川院長)把握しているだけでも数名おられます。
(佳菜子副院長)実際にCT設備をご覧いただき、「病院へ行かなくても近くで検査が受けられる」と安心してくださる方も多く、その後の受診にもつながっていると思われます。

山下さんから見て、「きくかわ内科・脳神経・消化器クリニック」の開業初月の立ち上がりをどのように評価しますか。

(山下)初月は一桁の日もあることを想定していましたが、実際には毎日二桁、多い日は30名を超える来院がありました。非常に順調なスタートで、このペースなら早期の損益分岐も十分期待できると考えています。

改めて院長におうかがいします。今回の弊社、株式会社日本医業総研 山下明宏の開業サポートについて、忌憚のない評価をいただけますか。

(菊川院長)山下さんの誠実な対応が何より印象に残っています。一方的に提案されるのではなく、私たち夫婦と一緒に考えながら理想のクリニックを形にしていく姿勢でした。その信頼関係があったからこそ納得のいく開業が実現できましたし、これからも長く相談していきたいパートナーだと感じています。

 

Profile

 

院長:菊川高行 先生
医学博士
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・内科指導医
日本神経学会 神経内科専門医

 

2012年 山梨大学医学部医学科 卒業、大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 初期研修医
2014年 大阪市立大学医学部附属病院 神経内科 前期研修医
2015年 萱島生野病院 神経内科 医員
2016年 大阪市立大学医学部附属病院 神経内科 後期研修医
2018年 ベルランド総合病院 脳神経内科 副医長
2020年 府中病院 脳神経内科 医長
2024年 済生会中津病院 脳神経内科 部長
2025年 新浦安内科・脳神経クリニック、林内科医院、たまつくりクリニック等複数の医療機関にて勤務
2026年 きくかわ内科・脳神経・消化器クリニック 開設

 

副院長:菊川佳菜子 先生
日本内科学会 認定内科医
日本消化器学会 消化器病専門医
難病指定医

 

2012年 山梨大学医学部医学科 卒業、大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院 初期研修医
2014年 大阪市立大総合医療センター 消化器・肝臓内科 レジデント
2016年 大阪市立大学医学部附属病院 肝胆膵内科 前期研修医
2017年 大阪市立大学大学院 肝胆膵病態内科学
2021年 高島内科クリニック

 

Clinic Data

きくかわ内科・脳神経・消化器クリニック

主診療科目:内科

診療科目: 内科・脳神経内科・消化器内科

エリア:近畿

都道府県:大阪府

開業形態:新規開業

開業年月:2026年05月01日

大阪府大阪市淀川区東三国四丁目11番17号リーフコート2階

TEL: 06-6151-9838

https://kikukawa-naika.com/

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